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「にぃにぃいる?」
な、なぜ、顔を赤くしているんだ明!?
「えへへ~」
「…何やってんの?」
俺の覚めた目に明は上目づかいで涙じんでいる。
「ぐすっ、僕っ、にぃにぃと一緒に寝たくて…」
「はぁ~!!何言ってんの」
そういって俺は部屋の扉を締めた。
(もう重度の病気だな)
だが再び扉はひらく
「…僕のコトがキライなの?」
いや…、まず俺ら兄弟だろ?
「いやー、嫌いというわけでは」
「じゃあ、好きなんだね、やった~、にぃにぃ大好き」
「そうかもしれないな、兄弟として」
ここはテキトーにあしらっておこう。
「んじゃ、兄はラグナロクを止めるために黄金のリンゴを探しに行く…」
俺は現実から逃げることにした。
「じゃ、じゃあ僕も行くよ!!」
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