第2章~初恋?~

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……あ。いた。…… 君は、まっすぐ立ってどこかを見ていた。 光に反射した後ろ姿が、あまりにも輝いて見えて、 声をかけていいのか、 一瞬とまどった。 「来てたんだ。はやいね。」 ドキドキしているのがバレないように、平然を装って言った。 「そーう?急いで来ちゃったから。」 続けて、 「早く冷華に会いたかったから。」 笑顔で言う君に 期待しちゃっていいの? って思った。 「私も…会いたかったよ。」 君は少し驚いたような顔をしたあと、 「一緒だね。」 って言った。
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