7人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな時出会ったんが、リュウやった。
リュウと目が合った瞬間にわかった。
この人は、あたしが求めてたものをくれる人やって。
きっとあたしを助けてくれるって。
フラフラっと近付いていったあたしを、リュウは何の迷いもなく受け入れた。
そうなるのが当たり前なんやって顔をして。
名字も年も住んでる場所も、あたしはリュウのほとんどを知らんかった。
それでも、必死で好きになった。
必死で愛した。
リュウもそれに応えてくれてた。
リュウは、どれだけ一緒にいてもあたしに触れようとしーひんかった。
だからこそ、リュウには家族の温もりがあったんやと思う。
あたしにとっては生きがいやった。
リュウがいてくれたからあたしは生きていられた。
それくらい、好きやった。
最初のコメントを投稿しよう!