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ネオンの看板で明るい繁華街。
その薄暗い路地裏に、二人の男がいた。
一人は壁にもたれかかり、もう一人は血が滴るナイフを片手に呆然と佇んでいた。
もたれ掛かっている男は、すでに息がない。酒の勢いで喧嘩になった結果だった。
返り血で血まみれの男は、仕出かしたことで酔いも醒め、証拠や遺体を隠そうと、ダンボールやゴミで覆い始めた。
「ご苦労なことだな。」
ふと、男が声がした方を見るとビル同士の間、かろうじて見える空に一人の少女が浮かんでいた。
宙に浮かぶその少女は、黒く真っ直ぐな髪に黒い服、深い青色の瞳をしていた。手には、鋭く尖り青色のオーラを纏った大きな鎌。
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