プロローグ

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彼は足元に卒業証書を置き、 フェンスの向こう側へ行った。 フェンスにもたれ掛かるように立ち、 彼は再び紅の空を見上げた。 遠くを走る車の音。 木々のざわめき。 今この場にあるすべての音は、彼に聞こえているのだろうか。
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