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空を見ているといつも思うことがある。
どうして人は空を飛びたかったのか?
どうして人は空を飛べないのか?
どうすれば俺は自由になれるのだろうか?
一番古い記憶でもすでに俺には見えない足枷が付いていたような気がする。重くて冷たい足枷が自由を求めるたびに邪魔をしてくる。それが堪らなく鬱陶しい。飛びたいのに飛べないもどかしさ。
この足枷は一生外れないのだろうか? そう思ってしまうほど今の俺には自由が見えない。
だがこれだけは言いたい。
神楽町という籠に捕らえられている鳥は往生際が悪く、非常に凶暴だと。不用意に扉を開けてしまえば、飼い主だろうが何だろうが関係ない。
鳥は龍へと姿を変えるだろう。
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