二章 始まる日々と出会い

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「そ、総司!! 突然何なんだ。俺はコイツと話してる最中なんだがな」 「だからちゃんと言ったじゃないですか、早くご飯片付けてくださいよって」 沖田さんはそうめんどくさそうに言っていた。 私だって正直、すぐには答えられないから食事しながらでも考えたかったので丁度よかった。 「御飯冷めちゃうまでに食べたいですから私先に戻りますね」 「おい待て、まだ返答を聞いてないぞ!!」 「後でまた言います」 なんとかその場での返答は避けることができたけどどうしようかな。 こんな喧嘩売られてひくなんて私には出来ない。 かといって勝てる見込みの薄い試合をするのもなんか悔しいし。 こっそりあいつの実力を確かめに行けたらな~。 なんて思いながら私は御飯を口に掻き込んだ。 ****** 食事のあと、私は台所に来ていた。 理由は洗い物をするためである。 さすがにただ飯ぐらいとなるのは気が引けるし、嫌なので自分の出来る範囲で手伝いをすると決めていたのだ。 あと、炊事洗濯ぐらいなら手伝うことができるだろう。 そんなことを考えながら灰を溶かした水でお皿を洗っていたら、 (この時代では薪の灰を使って洗ったりしてたんだって!ビックリだよ) 突然誰かが台所に入ってきた。
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