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「………ひじ……………認め…………………どっから……………くり…………」
「…………ちげーって……………だから…………ってる………」
なんだ?
上の方から話声が聞こえる。
というか、このもふもふした感触は布団かな。私いつの間に寝てたんだろう。
そうだ、私倉の中で気絶しちゃったんだ。多分お母さんあたりが家の中に運んだのかな。
ならもう少しは寝ててもいいかな。今はテストもないし。
なんて思っていたら突然私のほっぺたがつつかれた。
「なんですか?」
私はまどろみの中から無理やり目を開けた。
「やっぱり。土方さんにそっくりですね」
目の前に現れた男の人はそう言って笑った。
土方さんってお父さんのことかな?お母さんよりは似てるし。
って、なんで私の部屋にこんな男の人がいるの?!
そう思って慌てて飛び起きてみたら、
「こ、ここどこですか」
私の目にはおおよそ私の部屋にはないものばかり目に入った。
部屋は畳式だし、ベッドじゃなく布団。周りには掛け軸や坪などという、完璧に和室として出来上がった部屋。
今の私がわかったことはたった一つ。
ここは私の部屋じゃない!!
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