プロローグ

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しかしそんな少女は病に体を蝕まれ病床に伏してしまいました それでも少女は自分を看病する少年に 「ほら、暗い顔してないで笑お?私?私は大丈夫だよ?ね?だから…笑お?」 といい、自らの体の事なんて気にならないというかのように少女は、命つきるその時まで少年に笑い掛けていました 少年はそんな心優しい少女を… 唯一無二の親友を… 最愛の女性を(ひと)を救えませんでした 神に愛され 神の力を持つ自分はなんでも出来ると思っていた少年は 自らの無力さを 嘆き、泣き、憎み、絶望しました そして友一人救えぬ <絶対的な力>なんていらないと 神の力を… 自らの力を否定し体の奥深く… ずっとずっと奥深くに封印してしまいました………
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