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「きりーつ」 「れい」 「「「さよーなら」」」 キーンコーンカーンコーン 一日の終わりを伝える鐘がなる。 ...さて、行こうか「小木曽ーーーーー!!!」 もちろん声の主は歩さん。 なんかデジャヴ。 「なーに?僕今から部活...」 「お願い!!」 僕の目の前には頭を下げている歩ちゃん。 その手には…ラブレター。 「うっえっっ!!ぼっ僕歩ちゃんのことは好きだけどいいお友達としかっ!!いやいやいや嫌いじゃないよ!嫌いじゃないけど!!」 「は?」 顔を赤くし、そっぽを向く僕に向けられた入学して出会ってから半年たつけど今までに聞いたことないような冷たい声。 歩ちゃんの顔を見てみると声の通りしっかりとゆがんでいた。 「何気持ち悪い事考えてんの」 グサッ 気持ち悪いって... 「ひ、ひどい...」 「あ?小木曽が変なこと言い出すからでしょ。ほ~ら。よく見て!!」 差し出された手紙をよく見るとそこには僕の頭のなかでもう何千回も繰り返されている名前があった。 .
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