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「桃山...君へ」 「そう。友達から渡してって頼まれたの!で、小木曽は今から部活でしょ?」 「...つまり僕が桃山くんに渡せと?」 「そう。気持ちの悪い妄想する前にちゃんと見てよね!そして、ちゃんと任務遂行すること!!」 歩ちゃんは腰に手をあてて僕を指さす。 グサッ 気持ち悪い...二回目... 「タチの悪い姉を持ってる気分だ」 僕はボソッと文句を言いながら僕には全く関係ない手紙をうけとる。 と、 「何失礼なこと言ってんの」 はい。しっかり聞こえてたみたいです。こわいこわいこわいこわい ガシッと笑顔で頭をつかまれ次の攻撃(?)に震えていると... 「あれーー?梓くんじゃーん。...と岩田、何やってんの?」 「ちっ」 ちっ!?歩ちゃんこわいって~ 「結川くん...」 「ん~!!!梓くん今日も可愛いね!!」 男の僕に語尾にハートがつくんじゃないかってくらい明るい声で話しかけてきたのは僕の妄想内登場人物、結川くん。 「今日も派手だね~...」 「ありがとー!!髪色変えたんだ~!!ピンク系だよ!かわいい?かわいい?」 ほらっと横髪をつまみながら首をかしげている。 「うん。かっこいいと思うよ~」 「ほめられちゃった~嬉しい~!!!」 .
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