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「まあ、それはあんたが頑張るしかないわね」 さも興味なさげに言う。 あら奥さん見て、まるで人事のようなこの態度(妄想の住人1) うふふ、頭の血管がぷっちんしてしまいそうだわ(妄想の住人2) 「それより悠介」 「…なんだよ?」 「疲れちゃったからマッサージして」 念のために言うが、結衣はこの生徒会ではお茶を飲みながらテレビを見るだけで、たまに…たまにしか資料に目を移す程度の働きしかしない。ほぼ毎日だ。こっちは毎日業務に終われて、日が暮れる前に帰れるか焦っているというのに。 おまけにこいつのマッサージ師ときたもんだ。 結衣は僕に苦痛を味わわせるために生徒会に誘ったに違いない。 女でもこいつが不細工なら遠慮なく、容赦なく、殴れるのだが… 「ほら、ぼさっとしてないで早く来なさいよ」 「ん……ああ」 こいつほど容姿端麗という言葉が当てはまる人物を僕は知らない……実に歯痒い。 しかも、巨乳だ。 「……ち、ちょっと!どさくさに紛れてむ…胸触ったら殺すからねっ!?」 ほんの一瞬だった僕の視線に目ざとく気付いた結衣が顔を赤らめて言い放つ。 「言われなくても触らないよ」 「…………あっそ、早くマッサージ始めなさいよ」 顔を赤くして慌てだしたかと思いきや、今度は急に不満気にそっぽを向く……まあ、いつも通りだな。 これ以上結衣の機嫌を損ねると体罰につながりかけないので、マッサージを始めることにする。
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