一歩目 門

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でも、この後自己紹介がある。 そこが勝負だ! 「で、あって、私は気をつけて」 それにしても長いよ。 立った状態で聞いているからつらいよ。 そう思っていると急に頭がくらっとして、最後に誰かに受け止められる感覚がして、視界がフェードアウトした。 私は白い部屋の白いベッドの上にいた。 そして、いろんな人が私に初めましてて言ったらすぐにさようならと言って去っていく。 待って!行かないで! そう叫んで手を伸ばしても届かない。 ベッドからも降りれない。 ただ自分が去る番を待ちながら泣くしかなかった。
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