#1 新たなる夜明けを

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<???side> 「むぅ・・・道に迷ったな・・・・・」 1人の若い女性が基地内の廊下で立ち往生していた。 きめ細かい青髪を後で纏め、所謂ポニーテール状にしている。 「・・・・・閣下?」 「ん?ああ、雪人か。助かった。丁度道に迷ってな・・・・・」 「ははは・・・間違えなくてよかったです。閣下と御剣訓練兵は瓜二つですから」 「ははは、よく言われるよ」 閣下と呼ばれた女性の名は宇佐川輝久。日本帝国海軍少将だ。 「で、今日はなんのご用で?」 「ああ、香月博士に用があるのだが・・・・・」 「成る程・・・分かりました。ご案内しますよ」 「助かる。何回来てもここは迷路みたいで迷うからな・・・・・」 苦笑する宇佐川。 「自分も迷いますよ・・・とりあえず、行きましょう」 「ああ、頼んだ」 そして二人は歩き始めた。
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