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「むぅ・・・道に迷ったな・・・・・」
1人の若い女性が基地内の廊下で立ち往生していた。
きめ細かい青髪を後で纏め、所謂ポニーテール状にしている。
「・・・・・閣下?」
「ん?ああ、雪人か。助かった。丁度道に迷ってな・・・・・」
「ははは・・・間違えなくてよかったです。閣下と御剣訓練兵は瓜二つですから」
「ははは、よく言われるよ」
閣下と呼ばれた女性の名は宇佐川輝久。日本帝国海軍少将だ。
「で、今日はなんのご用で?」
「ああ、香月博士に用があるのだが・・・・・」
「成る程・・・分かりました。ご案内しますよ」
「助かる。何回来てもここは迷路みたいで迷うからな・・・・・」
苦笑する宇佐川。
「自分も迷いますよ・・・とりあえず、行きましょう」
「ああ、頼んだ」
そして二人は歩き始めた。
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