生命を食らう断絶の森

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魔法が溢れる世界、オリビア。 神を崇め、王政を有する国が連ね、街並みも中世を思わせる。 科学が乏しく、魔学が発展し、人々は魔法を糧に生きている。 そのため、学業ちは言語、歴史、生物の他、魔学が含まれている。 魔法を行う上での、知識や技術を子供の頃から身につけるためである。 それが、この世界で生きていくための必須条件になり 『魔力を持たないものは生命にあらず』 とされるほど、人と魔法は深いつながりを持つ。 遥か昔に起きた、人間と精霊による戦争。 それを忘れるほどの平和な世に突如、歪な森が生まれた。 名は『生命を食らう断絶の森"スクレイム"』 この世界では考えられない、ありえない空間を持つ森。 人間はおろか、あらゆる生物はその森に近寄らない。 なぜなら、命を喰われるからだ。
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