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そして、それから1時間弱、楽しく雑談をしたり、歌ったりして、店を出た。
まだ、終了時間ではなかったけど、アキさんも仕事があり、ミキさんもそろそろ帰らなくてはマズイということで、お開きとなった。
アキさん「今日は遅くまでありがとう!楽しかった!」
僕「いえいえ、こちらこそありがとうございました!」
ヨシヒト「お金、出していただいちゃって、すみません!本当にありがとうございました!」
ミキさん「アタシたちが誘ったんだから、本当にそれは、いいんだって!…それじゃあ、アタシはそろそろ帰ります」
アキさん「カトーくん家同じ方向でしょ?送ってあげなよ!」
ヨシヒト「あっ、はい!それじゃ、俺も失礼します!じゃあね!タカハシくん!また飲もう!」
僕「うん!じゃあね!」
そうして、ヨシヒトたちは帰っていった。
僕「アキさんは家、どっちですか?」
アキさん「あっちの方」
そう言って指さした方向は僕の帰る方向と同じだった。
僕「あっ、僕も同じなんで、送って行きますよ!」
アキさん「あっ、ありがとう」
僕「でも、駅の方に自転車置いてきちゃってるんで、少し待っててもらえますか?」
アキさん「自転車だったんだ。それならいいよ。自転車乗って帰った方が早いじゃん。私はゆっくり歩いて帰るから大丈夫だよ」
僕「えー!でも、まだだいぶ暗いですよ?送ってくんで待っててください!」
アキさん「そう?…じゃあ、待ってるね」
僕「はい。じゃあ、ちょっと行ってきます」
僕は走って自転車を取りに行った。
駅までは大した距離はなかったので、5分程度で戻ってこれた。
僕「お待たせしました。じゃあ、行きましょうか」
アキさん「うん」
僕「後ろ乗ります?」
アキさん「えー。私重たいからいいよ」
僕「そんなことないですよ!大丈夫ですって」
アキさん「いいの!歩いて帰ろ」
僕「そうですか…」
はぁ。
ちょっと密着を期待したのに…。
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