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家に着いた僕は、アキさんに言われた通り、メールを送ることにした。
「今、家着きました!今日はありがとうございました!***********@docomo.ne.jp←これがアドレスです」
という感じのメールを作り送信した。
…が、なぜか送れなかった。
あれ?
なんで?
もう1回!
…送れない。
それから、5回程試してみたけどダメだった。
もう、しかたない。
電話しちゃおう!
さっき、別れたばっかで、もう寝てるってことはないだろ。
トゥルルルルル
アキさん「はい!もひもひ。(シャカシャカシャカ)どうひたの?(シャカシャカシャカ)」
出た!!
ん?でも、なにその変なしゃべりかた。
しかも、なんかシャカシャカいってるし。
僕「あ、もしもし!すみません!なんか、ショートメール送ろうとしたんですけど、何故か送れなくて…今、さっき家着きました!」
アキさん「ほうなんだ。(シャカシャカシャカ)ひょかった。(シャカシャカシャカ)」
僕「…あのー、なんかしゃべりかた変じゃないですか?」
アキさん「へ?…あー、ごめん!歯磨きしてた」
それで、シャカシャカいってたのか!
僕「あー、そうだったんですか。なんか、すみません」
アキさん「ううん!電話ありがとね」
僕「あっ、そうだ!こっちからメール送れなかったんで、よかったらアキさんから、アドレス入れてショートメール送っていただけませんか?」
アキさん「いいよー。後で送っとくね!」
僕「はい!よろしくお願いします!」
アキさん「じゃあ、また後でね!仕事終わったら、連絡するね」
僕「はい!お仕事頑張ってください!」
アキさん「うん。ありがとう!それじゃあ、おやすみなさい」
僕「はい。おやすみなさい」
そして、僕は電話を切った。
電話を切ったあとベッドに横になり、さっきまでの出来事を思い返しながら、ボーッとしていた。
すると、携帯が鳴る。
携帯を開くと、アキさんからのショートメールだった。
「***************@docomo.ne.jp←私のアドレスです♪今日はありがと☆とっても楽しかったよ(●´∀`●)/」
といった内容だった。
僕は送られてきたアドレスにソッコウで返信をした。
「こちらこそありがとうございました!
アドレスありがとうございます!
連絡待ってますね!
おやすみなさい」
送信、っと。
僕はそのまま、とてつもない眠気に襲われ、泥のように寝た。
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