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母ちゃん「おーい!いつまで寝てんのー?!」
僕「ん…んー」
下の階から響きわたるそんな言葉に起こされた僕は、目を擦りながら、携帯の時計を見る。
11時か…。
8時間ぐらいは寝てるけど、まだ眠い…。
…ん?なんかメールが来てる!
2通入ってるな。
1通目。
受信時刻は3時過ぎ。
僕が寝た直後だ。
送り主はアキさん。
「うん💓
おやすみなさい❤」
そんな内容だった。
ハートマーク!
朝から僕は一人でニヤニヤした。
寝ちゃって、メールに気付かなかったんだな。
2通目。
受信時刻は7時過ぎ。
送り主はこれまたアキさん。
「おはよう☀
まだ、寝てるよね?
起こしちゃったらごめんね💦
昨日、秋くんがカラオケで歌ってくれた曲をiPodで聞きながら通勤中🎵
早く会いたいな💓
また、後でね💕」
そんな内容だった。
また一人でニヤニヤしていると、携帯が鳴った。
母ちゃんからの電話だった。
僕「はい?」
母ちゃん「そろそろ起きたら?お昼外に食べに行かない?」
僕「あー、うん」
うちの母ちゃんは、僕がなかなか起きてこないと、同じ家にいながらも、すぐに電話をかけてくる。
僕はメールの返信をしようと思っていたけど、とりあえず腹も減っていた為、外に出る準備をすることにした。
外に食べに行くってことは車で行くだろうし、メールは車の中で打てばいい。
僕は階段を降り、下の階のリビングへと向かった。
僕「おはよう」
父ちゃん「おはよう」
父ちゃんも居た。
どうやら、今日は休みのようだ。
父ちゃんは休みが割りと不定期で平日もたまに休みだったりする。
母ちゃん「あんた昨日ずいぶん遅かったね」
僕「あー、慎司がなかなか帰してくれなくて」
僕は適当な事を言った。
なかなか帰さなかったのは、むしろ僕のほうだ。
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