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母ちゃん「あんた今日はバイト?」 僕「んにゃ、休み」 母ちゃん「今日、冬樹と映画行くんだけど、あんたも行く?」 冬樹(仮名)とは、僕の兄。 僕とは11歳違いで、既婚。 すでに家を出ている。 僕「冬樹兄ちゃん?仕事じゃないの?」 母ちゃん「今日はたまたま休みなんだって!でも、佳代ちゃん(兄ちゃんの嫁さん、仮名)が予定入っちゃって1人だから、どっか行かないか?って誘われたの」 僕「ふーん。俺は18時頃から、予定入ってるから、それまでに帰ってこれるんなら行こうかな」 母ちゃん「そんなには遅くはならないよ!っていうか、あんた今日も遅くなるの!?」 僕「うーん。遅くなるっていうか、もしかしたら泊まってくるかも…」 母ちゃん「どこに?」 僕「青田んち」 これまた僕は適当な事を言った。 ちなみに、青田(仮名)とは、これまた中学の同級生で、まっちゃんとも仲が良く、まっちゃんが地元に戻ってきている間は大抵いつも3人で一緒にいる。 アジカンのブラックアウトをCDにやいてくれたのも、こいつだ。 母ちゃん「あ、そう」 普段なら、フラフラ遊び歩いていると、口うるさい母ちゃんだが、今日は特にそれ以上は何も言わなかった。 母ちゃん「冬樹待ってるから、早く支度してきちゃいなさい!」 僕「はーい」 支度を終わらせると、僕たちは車へと乗り込んだ。 さっ、メールの返信しちゃおっかな。 「おはようございます! さっき、起きました💦 今日、楽しみにしてます🎵 お仕事頑張ってください‼ 連絡待ってます💡」 そんな感じで、アキさんに返信をした。 そして、10分程車を走らせると、兄ちゃんのマンションに着いた。 兄ちゃんは実家から割りと近い場所に住んでいる。 マンションの前に立っていた兄ちゃんが車に乗り込む。
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