201人が本棚に入れています
本棚に追加
家に着くと、時刻は17時になろうとしていた。
約束の時間まで、あと1時間かぁ。
家に居ても何もすることないし、もう家出ちゃおっかな。
確か、アキさんちの前に最近できたセブンがあったはず。
あそこで、立ち読みでもしてよう。
僕は引き出しにしまっておいたタバコを取り出し、カバンに入れ、家を出た。
目的地のセブンまでは7、8分ほど歩くと到着した。
セブンに入り携帯を開くとメールが来ていた。
アキさんからだ。
「メールありがとう😌
今、仕事終わったよ🎵
今から帰るから、多分18時ちょっと過ぎには家に着きます!」
そんな内容だった。
「了解しました💡
じゃあ、それぐらいにアキさんちら辺で待ってます!」
と、僕は返信をした。
さぁて、何を読んで待ってようかなぁ。
僕はカイジ(コンビニ版の分厚いヤツ)が目に入ったので、それを読むことにした。
一冊と半分ぐらい読むと、一時間程経っていた。(迷惑な客だ…)
もうそろそろかな?
…あ!!そうだ!
大事なことを忘れていた…。
…念のため、ゴムを買っておかなくては!
僕は、一時間も立ち読みをしたコンビニでゴムを買うほど根性がすわっている男ではなかったので、仕方なく別のコンビニへ行き、ゴムとついでにタバコを購入し、カバンへとしまった。
すると、アキさんから電話がきた。
僕「はい!もしもし!」
アキさん「あっ、秋くん?今、家着いたよ!どこにいる?」
僕「あっ、アキさんちら辺に居ますよ」
アキさん「あっ、本当?じゃあ、ちょっと着替えたりしたいから、うちの前のセブンでもうちょっとだけ、待っててもらえるかな?」
僕「あっ、わかりました!」
アキさん「ごめんね!終わったらすぐ行きます!」
僕「はーい」
電話を切った僕は、さっきのセブンへと戻り、タバコを吸いながら、待つことにした。
そして、待つこと10分。
アキさん「おまたせー」
少し小走りで、アキさんはやってきた。
最初のコメントを投稿しよう!