第一章

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「あんたさ、いきなり入ってきて第一声がそれ?普通挨拶とかない?しかも予約してないよね?」 女は悪びれた様子もなく 「予約が必要なの?見たところ他にお客さんはいなそうだけど。」 そう淡々と言った。 「美容室だってエステティックサロンだって予約すんのが基本でしょ。今、客がいなくてもこれから予約が入ったりしてるかもじゃん。」 自己中心的な物言いにイラッとした俺は少し強めの口調でいった。
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