出会い

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いよいよ、ある晩、彼女、ルカとスカイプで通話をする時が来た。 自分のスカイプIDを結局教えてしまう自分も自分である。 (スルーしてたら今のこの光良とルカの関係は無かったのだが) 光良はリアル仕事は営業である。 相手に失礼があってはいけない。 しかし、真面目すぎるのもなんだからくだけてみよう。 相手も成人しているようだから、お酒入れてみよう。 ハイテンションで行けば打ち解けるのも早いはず、とお酒を飲んでその時に挑んだ。 ルカ「はじめましてー」 光良「はじめましてー」 可愛い声だったのを今でも覚えている。 今と比較して振り返ってみれば判るが、懸念は光良の思い過ごしのようだった。 当たり障りの無い話から、声に関する話までルカは光良のとりとめもない話に、柔軟に応じてくれた。 良い子のようだ。 ネット上での付き合いには警戒心が強い光良だったが、不思議とルカには打ち解けることができる印象があった。 少し話しをした後、光良はここぞとばかりにかねてからの疑問をぶつけてみた。 「hshs(えいちえすえいちえす)って何ですか?(まだ敬語)」
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