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「きゃああああ!!」
気づくと辺りは困惑の声から騒ぎ声に変わり、私は状況が掴めなかった。
「・・・え?」
と、目の先には”けいさつ”と書かれた面をしてる人がゆっくりと私の方へ向かってきた。
”どろけい”
・・・どう言う事なの?
怖い・・・身体が、動かない。どうしよう・・・私、殺されちゃうんだ。嫌・・・ここでもう死ねたら、どれだけ楽になるんだろう。もう良いや、死のう。
そう思った時だったグイっと誰かに腕を引っ張られ、私は走らされた。
「え!ちょっと」
引っ張られた人の手を見てから顔へと視線を移す。
「!!?」
何で?
金髪の人?
ステージに上がり、2階へ行くはしごに登る。そして上から下の光景をはっきりと見て、私の全身の血が引いた。
人が・・・沢山死んでいくのを初めて見た。
「あ・・・あ・・・」
吐き気がして口に手をあてた。
「っ・・・来たぞ」
「え?」
金髪の人はまた私の腕を掴み、そして足でバリン!と窓を突き破った。
「え!?何して・・・きゃあ!!」
金髪の人は私を抱き抱え、そしてプールへと飛び込んだ。
「はぁ!はぁ!な・・・何なんですか!?何が・・・どうなって」
「知らねーよ、だけど逃げなきゃやべーって思った」
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