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いつのまにか休み時間がおわり
重たげにまぶたをパチクリさせる。
「パチクリ?」すると思いだすパチクリンのことを…
そうパチクリンとは二重まぶたにするコスメのことだ。
そして重すぎるまぶたに敗北をきっした俺は、机に唇がつき、机の冷たさを感じる。
「ああ これが世を騒がせる接吻か、だが少し冷たいな」
俺は机にタオルをひき、再び目を閉じる。
だが、眠りにつこうかとすると先生が来るのだ。
「クズが…」と三回唱えた俺は一気に目が覚める。
どんな万病薬よりも効果的だ、是非みんなにも知ってほしいものだ。
授業は暇だから、机に絵を書く。
ホブゴブリンの絵を書くと、たちまち俺の頭の中はホブゴブリンでいっぱいになる。
俺の中には、脳内ホブゴブリンがいるのだ。
俺は脳内ホブゴブリンのことをエミリヤと名のった。
「おいゴブリンどうしたんだ」
「何よ、私はねホブゴブリンなの ゴブリンと一緒にしないで!」
「だいたいねぇ 私にはエミリヤって名前があるの! だから…」
「ん?」
「だから エミリヤ呼びなさいよね…」
俺はヒャドを唱えた。
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