ACT・1

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今までずっと、母さんに似てしまったこの自分の女顔に、コンプレックスを感じていた。 当然、目の前にいるこいつみたいな顔になりたいと思う反面、実際にカッコイイ奴を見ると、何か腹立つ! 自分じゃ絶対成りえないから。 って! こいつに見惚れてる場合でもそんな事思ってる場合でもなくて! 誰!? こいつ! 「……」 そいつは無言のまま、ドアは開けっ放しで部屋を出て来る。 …寝起き…? なのか? なんか、不機嫌そうな顔。 とか思っている内に、そいつはおれの方に近寄って来て…って!
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