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今までずっと、母さんに似てしまったこの自分の女顔に、コンプレックスを感じていた。
当然、目の前にいるこいつみたいな顔になりたいと思う反面、実際にカッコイイ奴を見ると、何か腹立つ!
自分じゃ絶対成りえないから。
って!
こいつに見惚れてる場合でもそんな事思ってる場合でもなくて!
誰!?
こいつ!
「……」
そいつは無言のまま、ドアは開けっ放しで部屋を出て来る。
…寝起き…?
なのか?
なんか、不機嫌そうな顔。
とか思っている内に、そいつはおれの方に近寄って来て…って!
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