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「ただいま~祥。…あれ? 亜綺…」
え?
郷兄、こいつの事知ってる?
中に入って来た郷兄は、確かにこいつに話しかけた。
あき?
って言うのか、こいつ…。
「起きたのか」
「まぁな」
そんな会話が頭上で交わされている。
不意に郷兄がこっちを向いた。
「久しぶり、祥。よく来たな」
!
郷兄が…微笑んでくれたぁーっ!
郷兄はすごくカッコイイ。
ってかキレイだ。
それでいてすごく優しくて、おれは郷兄が大好きだ。
いつの間にか郷兄に見惚れていた。
『あき』って郷兄に呼ばれていた奴の事なんか、もう目の端にも映っていなかった。
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