プロローグ

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その青年が亡くなったとき、親はもちろん友達たちもすごく悲しんだ。 が、 彼の魂は、未だこの世を去っていなかった。 なぜか。 というのも、彼は人生をもっと楽しみたかったからだ。 それを知った雲の上におられる御釈迦様が、生きることを許してくれた。 ただし、別の世界で別の人生として。 記憶もなにもかもを失って。
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