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とある城の召喚の間
その空間の中心には巨大な陣が描かれている。恐らく魔法陣という物だろう。陣を囲むようにして白いマントを着た数人の魔法使いが立っている。
その中の1人の女性と思わしき人物が杖を取り出し何かの呪文のような言葉を呟いた。
すると陣が眩い光を発し大きな爆発を起こした。
幸い、目では確認できない透明な膜(結界と呼ばれる物だろう)が白いマントの集団を守ったようだ。
爆発で発生した煙が晴れてくると陣の中心に人影が見えてきた。
「一体、何が起きたんだ。」
人影が一番最初に発した台詞はそんな言葉だった。
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