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ボーン宅
「ただいまぁ、母さん」
「あら、お帰り。今日はフィーノちゃん来てるわよ」
ほぉ!フィーノが来てるのか。
「わかった。おい!フィーノ!」
「あっヘイちゃんお帰りなさい。あらあら、今日は遅かったのね。全く、遅くなるときは連絡ちょうだいっていつも言ってるのに…」
「いつ言ったんだよ…。つーかフィーノが家にいること知らなかったし」
「私はいつでもヘイちゃんの帰りを待っていますよ?」
「ちょっとドキッとしちゃった!俺ちょっとドキッとしちゃったよ!」
「あらあら、私は襲われてしまうのかしら?」
「…襲ったとしても俺が返り討ちにあうだろ?」
「まぁ、そうですけどね」
コイツは幼なじみのフィーノ・グランツ。同じ学校の一つ上の学年だ。
もうね、めっちゃ可愛い。俺この娘大好き。もう結婚したいね!
「フィーノ、結婚しよう!」
「あらあら、プロポーズされちゃいました。じゃあ一つだけ条件。小さい頃から言ってますけど私より強くなってください」
そうこの娘、それはそれは強いの…。
多分、喧嘩じゃウチの学校の先生を人差し指で倒せる…。
無理だっ!俺、フィーノと結婚できねぇ!勝てる気がしねぇもん!
「そこをなんとかぁ!」
「だーめっ」
うぅ、畜生っ!可愛いヤツめ!
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