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恥ずかしいけど詠唱しなきゃ使い魔召喚できないからするしかない…。
因みに普段使う魔法は全部詠唱しないで使うからな。
「我、汝を求めん。汝、我の問い掛けに応えその姿、顕現せよ!」
すると地面に魔法陣が描かれ光り出す。
その光が収まり陣の真ん中に俺の使い魔となるそいつがいた。
そいつとは、
ちっさい白いネズミ。
「…や、やぁ、君の名前は何て言うのかな?」
とりあえず名前を聞こうか…。
「わしぁ白仁会三代目会長、東鬼 仁九郎。おめぇさんがわしを喚んだのか?」
声がものすごく重低音だ!
ドスがききすぎてる!
見た目とのギャップがありすぎ…。
「そうだが、それにしても、はくじんかいさんだんめかいちょう?しのぎじんくろう?変な名前だな」
「われぇ!わしの事なめとんのか?」
「いやいや!滅相もない。これからは仁さんと呼ばせて頂きます!」
あ、あぶねぇ!コイツの殺気ハンパねぇよ!
まさか、ネズミにビビる日が来ようとは…。情けないの一言に尽きるな。
「そか、ほんならわしぁ帰らせてもらうわ。あぁせやせや、おめぇさん名前何ちゅうんじゃ?」
「ヘイク・ボーンです」
「ぼーん?骨かいな。ほんじゃ骨の字。わしゃ帰るわ。ほなな」
そう言って消えていった。
一体何だったんだ?
そして、アイツが使い魔なのか?俺の…。
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