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「これの何処が暗号なの…?」 「そうですわね…。  直訳すれば、暗号としての  意味はありません。  ですが、貴方を示している  “輝く君”  “Shainingu lover”もそうで  すけれど…所々で大文字を  使われてますし…。  ここのスペルは続けて書か  ないと、一つの単語として  読むには成り立ちません…。  なのに、わざわざ途中で改  行してあるんですわ…」 「それが一番読みにくかった  原因だよね。  まぁ、前後を見れば意味は  分かるけどさ…」 「それで、それで…??」 「まずはこの改行前のスペル  だけを取り出して読めば…」 雪乃は別の紙へと単語を書き示す。 「ストップ…S??  Sを止めろ???」 「SはShaininguで貴方を差し  ていますから、直訳すれ  ば…」 「私を止めろ…。  だからアネキ宛って事?」 「ええ…そうですね。  そしてもう一つ。  貴方宛の暗号も隠されてる  ようですわよ…」 「えっ?!どれどれっ…」 目を皿のようにして文章を見つめるけれど、さっぱり意味が分からない。 頭から煙が出そうだ。
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