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ドタバタと暴れる2人の横で、ジッと手紙に視線を落としていたマドカが、不安そうな顔で晴香を見上げ。
「…晴香…外国に行っちゃ
うの…?」
小さくポツンと呟いた。
「……マドカ…」
「ケッ…。
行っちまえ、行っちまえ。
お前みたいな狂暴女、居ない
方が清々するってぇのっ」
「む…言われ無くたって行く
わよっっ!!
ついて行くに決まってんじ
ゃんっ!!」
「英語も分かんねえのに?
ハッ…どうせホームシック
に掛かって3日で帰って来
るんだろ?
見え見えだっつーのっっ!」
「ぬぅわにぉぅっっ!
ホームシックなんかなるワケ
ないじゃんっっ!!」
「お~。そうだそうだ。
てめぇにゃ、そんな繊細な
神経持ち合わせてねぇの
忘れてたわっ。
ダーッハッハ…グェ…」
「ぎぃぃ~…。
は・ら・た・つぅ~っ」
「ウワーッ!
シゲっっ…」
再び締め上げられて、相葉は白目を剥き始める。
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