第1章

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「一次審査合格、次は二次審査か……」 今住んでいるマンションのポストに入っていた封筒の中身を見た俺、飯田 恒(イイダ ヒサシ)はグッとガッツポーズをした。 今俺は地元の短大で勉強している。 そして就職活動真っ只中だ。 未だに内定が出ない。 今日送られた封筒には、第一志望である地元のM新聞社からの一次審査の合否通達が入っており、合格という結果が記されていた。 だからガッツポーズをとった。 因みに動機は、生まれ故郷に貢献するため。 それと情報をかき集めることが好きで、新聞記者にも関心があったことかな。 現に気になる事は短大内の図書館で調べている。 もはや趣味のようなもの。
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