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「いいじゃん。面白ければ誰が選んだって同じじゃんか。」
という反論が聞こえてきそうです。
もっとわかりやすく例えれば、電子書籍大賞は芸能事務所が開くオーディションで、エブリスタ大賞は優勝者を芸能事務所に紹介する素人のど自慢大会みたいなものです。
いくら歌がうまくても、芸能人として売り物になるかどうかは話が別です。
特に芸能界は人間の上下関係が厳しく、礼儀知らずや常識外れだと、まず生き残れません。
大物芸能人の顔を知らずにタメ口で話したり、先輩芸能人に挨拶なしでスルーしたりするなんて、言語道断の世界です。
しかも、礼儀や常識をわきまえつつ、みんなに愛される魅力や個性も要求されます。
ところが、素人のど自慢大会、それも参加者が優勝者を選ぶ大会だったら、優勝者も審査員もプロになった後に必要とされる礼儀や常識よりも、魅力や個性で純粋に選んでしまいます。
それは悪い事ではないと思います。
ただ、厳しいプロの世界が求める人材とは方向性が違うだけです。
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