お前はこっち側

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僕が教室に帰ったときには授業は終わっていた。正確には終わるまで購買のおばちゃんとお話をしてただけだ。購買のおばちゃんも一応教師らしく僕らのboss部の顧問を引き受けてくれるそうだから後は部員だ。 「あ、田中!何してたのよー?」 「いや~面倒だったからついサボっちゃった。」 教室に入るとすぐに冬佳さんが話しかけてくれた。みんなからはサボりー!と激しく笑われながら非難されてしまったけど気にしない。 「僕ってアホかな?」 「アホじゃないわよ?話も楽しいし、って田中?!」 「だよね。そういってくれて嬉しいよ。」 「ちょっと!人前よ?!・・・こういうのは二人の時に・・・・・その…。」 「あ!ごめんなさい!」 僕はさっきあのお馬鹿な先輩にアホって言われたのが酷く傷付いたから冬佳さんに話も楽しいっていってもらえたのが嬉しくて抱きついてしまった。 「ひゅー!ひゅー!!見せるねぇ田中ぁ!!!」 「な?!別にその見せたくした訳じゃ!」 クラス中から黄色い声が響き渡る。 「ご、ごめんね、冬佳さ・・・ん?」 「きゃ………………きゃぁあぁあぁあ!!?!!!?????!」 冬佳さんと目を合わせると顔を真っ赤にして教室から走って出ていく。やっぱり嫌われちゃったかな……………ちゃんと後で謝らないと。 「やるじゃんか雄大!」 「と、冬馬?尻を触るのやめてもらえるかな?」 冬馬が僕の尻を撫でるように触ってるのを見て見守る会の方たちがまた黄色い声をあげる。 冬馬ぶち殺す。
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