近い

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「そろそろじゃね?」 「そうだね。」 ダルいから携帯をいじりながら冬馬をテキトウに相手する。 「…朝飯食った?」 「そうだね。」 「……ちゃんと寝た?」 「そうだね。」 「………今日の授業なに?」 「そうだね。」 「…………俺って性格よくてイケメン?」 「違うね。」 「なんでそこだけ否定するの!?」 「そうだね。」 え?だって実際顔はイケメンだけど性格ダメじゃん。なんて言ったらキレるから黙っとこ。 「というか、よく集まるよね。」 校門に男子生徒がかなり集まり僕の幼馴染みが来るのを待っている。 校門にいる奴らはみんなファンクラブばっかり、冬馬も含めてね。
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