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一方その数時間後、ペーパー達は、バイクで目的の場所のある町に着いていた。
「ペーパーの旦那、俺達はこの町のあるゲートから、ロックを倒しに行かなくてはならない。その場所とは!!」
「あれか……コヨーテ!!あのスキンヘッドの顔があるあのゲートだな!!」
「あ……、ああ、あれだ!!旦那!!」
そこには、威圧的に溢れたスキンヘッドの大男の顔が、描かれているゲートがあった。その大男の正体は案の定、ロックだった。
「旦那!!そのゲートの開け方は!!」
「ムッ!!しめた。開いてるぞ!!コヨーテ!!」
「あ……ああ、旦那!!今いくぜ!!」
そして扉はペーパーによって、完全に開かれた。
すると中は、石版だらけの異様な部屋だった。見れば石版には、数々のチョキや、パーや、ぐーが描かれていた。
ペーパーは、石版に目を回しながら言った。
「……ここは、一体?」
すると、入口とは真逆の方向のドアが開き、ゆっくりとした歩みで誰かが部屋に入ってきた。そして、その人物は、重たそうに口を開いた。
「……ここは、遊園地のアトラクションだ……」
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