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「誰だ、あんたは!?」
ペーパーが、そう言うと、その人物は急に笑い出し、名乗り始めた。
「うひょ!!うひょ!! うひょるひょい!!! 儂の名は、ストーン変爺!!ロックの刺客だピョーン☆」
この人を不快にする態度にペーパーは、青筋を立てて怒り出す。
「ふざけた野郎だ!! ロックもこんな前菜を出してくるとはなぁ!!」
しかし、ここでコヨーテは、ブチ切れたペーパーを宥める。
「迂闊に手を出してはまずい。こいつは、本物ですぜ!! ロックとこいつは師弟関係にあったという話題で持ち切りの時期があった。
「その情報は確かか!?」
「ああ!!確かだ!! そして、この勝負だけは、あっしに任せて下さい!! このコヨーテたっての願いだ。こいつは、妹をさらった張本人なんだ!!」
そう言って、コヨーテは、ペーパーに土下座する。しかし、このタイミングで、変爺は二人に問い掛ける。
「どちらが、先に儂と闘うのだピョーン☆??」
その問い掛けにコヨーテは、片膝を着いたまま、それに答える。
「このコヨーテ様よぉ!!」
「うひょ!!うひょ!!
うひょるひょい!! 騒ぐ……騒ぐぞ!! この身体。骨、肉、血、全てが今、躍動する!!」
「へへ、コヨーテ様が、このチョキをあんたの鼻ん中突っ込んで、鼻血という名の鮮血の雨を降らしてやるぜ!!!! 覚悟しな!!」
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