ぐー咆哮!!☆ペーパー・ストーンvsストーン“変爺”☆

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恐怖、それが心の中を支配したコヨーテは、スローモーションになった世界の中で思う。 ……ペーパーさん済まない後はあんたに任せるぜ。 そして、ゴメンな兄ちゃんお前をさらった憎き敵を俺の手で倒せなかった…… そして、コヨーテは、ショックのあまりに倒れた。 そして、床にたたき付けられゴトンと床に音が響いた。 「コヨーテ!? コヨーテェェー!!!!」 仲間想いのペーパーは、コヨーテの元へと駆け寄り、コヨーテの右手を握り絞める。そして、コヨーテの名を何度も叫ぶ。しかし、返事は返っては来なかった。 それを、端から愉快そうな表情で見る変爺は、散々な言葉を投げ掛けた。 「圧倒的威圧に負け、何も出せずに失神するとは脆弱な奴よのぉ。人質の妹を救いたかったようだが、残念だピョーン☆。私に盾突いた褒美として、儂が君の妹を今以上にたっぷり可愛がってやろう。うっひょー!!」 その言葉に、ブチ切れたペーパーは、コヨーテの横顔を眺め、 「待ってな。妹の分は、俺が必ずやってやる。だから、安心してしばらくおねんねしてな。」 と喋った後、目を閉じ、右手をぐいっと握り絞め変爺と対峙した。
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