2人が本棚に入れています
本棚に追加
早朝、日の光が窓から燦然と降り注ぐ木造の家の一角に、ペーパーの姿があった。
……ここは?……
そう思いながら、目を覚ましたペーパーは、ベットから起き上がる。
ペーパーが、起き上がって見たその部屋はあまりに質素だった。
そこに、コンコンと木製の扉を叩く音が聞こえた。
「起きたか!?確か……ペーパー・ストーンだったかな。」
「ああこの俺、ペーパーは今起きたぜ!!」
「そうか、なら早々にこの家から立ち去ってくれ。」
「まあとりあえず助けてくれて、ありがとうな。……えーと?誰だ?」
「礼はいらん。そして名前は、ジョン・ハートだ。その胸にこの俺の名を刻んどきな。」
そんなやりとりの後、ペーパーは、小一時間で準備を済ませ、家を出た。その際にジョンから、ペーパーは三つの袋を受け取った。
こうして、またペーパーの旅は、始まった。
最初のコメントを投稿しよう!