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ペーパーは、早速一つの袋を開けた。すると中には、シザーの所在と、ヘンジーの所在について書いてあった。
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ペーパー、君の相棒、シーザーもといコヨーテは、助けられなかった。 あの部屋から君を運び出した後、コヨーテを運ぼうと部屋に戻ると、コヨーテもヘンジーも、もういなかった。無理にでも彼が、失神から目覚めたのだと願いたいが、恐らくは捕まったのだろう。 だが、もし、彼が捕まっていたとしたも、きっとロックは、彼を一度だけは、逃がすだろう。 経験から言うと、今回のような事件の犯人のじゃんけん弱者にチャンス与えては、何度も絶望に陥れるのが、あいつの趣味だったからだ。
そして、あいつが、捕虜となった奴をじゃんけん村の小高い丘の上に、失神させた状態で俯せに置いて、逃がしてやるのが、奴なりの流儀だ。じゃんけん村は、ここから、あのゲート前の小道を右ではなく、左に曲がって真っすぐ行くと約３０分で着く。
他の袋には、千代子とロックの対策が、載っている。だが、クリフトの対策だけはない。奴は、強過ぎる。もし、会えば、潔く負けを認めろ。それが、敢えて言うなら攻略だ。
最後に、俺は奴の元部下だった。
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