チョキ乱舞!! ☆ペーパー・S・ストーンvs 制覇者“千代子”☆

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「欲しい私も、その光が!! 私は、美が欲しいの!!」 ペーパーは思う。 ……コイツ目が、いっている…… 美を異様なまでに欲してしまう千代子の狂気に背筋が、ゾクリとする。 「な……何を言っている!? コイツは、クレイジーな淑女だぜ!!」 どうにか、声を発して、気丈に振る舞おうとするも、声は震え、顔は青ざめていた。 「私は、コヨーテと合体がしたい!! その為にペーパー・S・ストーン貴方を潰すわ!!」 千代子の言葉には、依然としてある種の狂気が交じっていた。 「こ……来い!! ダイヤモンドの高度を誇る俺の拳を受けることになるぜ!!」 それでも、ペーパーは、なんとか虚勢を張る。しかし 「私の持つ鋏は、ダイヤモンドでさえ、ちょん斬る!!」 ペーパーは、その言葉に絶句した。 しかし、圧倒的な恐怖にうちひしがれそうなペーパーの心の中からコヨーテの声がした。 『あんたが負けたら、全てを失うぞ!! それは、あんた自身や復讐心だけじゃない。 あっしのあんたへの信頼もだ!!』 ペーパーは、その言葉に目が覚めた。 ……俺自身の何かだけでなく、コヨーテの信頼をも失う。そして、コヨーテは、大切な者を失うんだ。くそ、負けれねぇ!!…… 「負けれないぜ!!」
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