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「真の一撃に名前などない!!」
といいながら、ペーパーは全身を丸め、ぐーのようになりながら地面をローリングしながら千代子に向かって行った。
それを見た千代子は、全身を漆黒に染め、ゲル状態に変化させて、身体全体から無数のチョキを形成し、ペーパーの放つ技“ローリンぐー”を悠然と待った。
……イケル!!イケルぞ!! ペーパーさん!! 発想がダサいが凄まじい威力だ!!……
そして再び、
ーーーー激突ーーーー
……ペーパー、お前の負けだ。この“ダークチョキ”は、チョキの歴史の重さそのものなんだ。一つのチョキの斬撃で、ビル一個、崩壊させられる自信がある!!……
そんな、千代子の全身にある無数のチョキが、迫りくるペーパーを捉らえた
「私の勝ちだ!! ペーパー!!」
はずだった。が、しかし
「ど、どうして……私が……負けた!?」
千代子のチョキは、ペーパーを捉らえきれていなかったのである。
驚愕の表情を浮かべる千代子にペーパーは、捉らえられなかった訳を教えてやった。
「俺が、衝突間際に、ローリングの速度を爆発的に上げてチョキをかわしたのさ!!」
その言葉を聞いた千代子は、“クラブ♣”のあの人のことを思いながら、じゃんけんに負けたショックでどさりと崩れ落ちた。
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