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千代子が、まだバリバリの中学生だった頃、千代子は、じゃんけんアイドル“クラブ♣”なんかには、実の所、全く興味がなかった。
しかし、高校生のある日を境にじゃんけんアイドル“クラブ♣”へ強く惹かれることとなる。
その日、彼女は、パネェ程に筋肉質の教師”石井 岩男”通称“ぐー先”に二人きりの教室で、告白された。
それに対して、千代子はというと
「高嶺の花とも言うべき存在の私に、石野郎が釣り合うわけはねぇ。この世にそこまで不相応な組み合わせも珍しい。」
と、ぐー先の告白を丁重に突っぱねた。
しかし、フラれたショックのあまり、ここで、ぐー先の理性は壊れる。
「ググ、ギガガ!!……千代子!! お前と俺は、運命の赤い糸で、結ばれているんだ!!」
そう言われた千代子は、左手の小指にある運命の赤い糸をチョキでバッサリと切った……つもりだった。
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