2人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、その行動を見たぐー先は、まるで中指が尖んがったぐーのように凄まじい威力の言葉を吐く。
「赤い糸は、物理的にどうにでもならないんだ。 目に見えないそれは、大切で……大切なんだ。」
その言葉は、千代子の心にぐさりと来た。
……だったら赤い糸なんて洗っても落ちない汚れと同じだ。このオッサンとの縁は、これからも私にこびりつくのか!?……
千代子が、ショッキングな出来事に、心底へこんだ時だった。
ショッキングピンクの衣裳とともに、一人の男子生徒が教室に舞い込んできた。
「俺、蟹頼みの男っす☆」
そして、その男の子の後から、まだ、あどけなさの残る中学生時代のロックが入ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!