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「兄さんよぉ~、俺はあんたの粋な所に惚れ込んだ。俺を従者としてでも、連れて行ってくれよ。必ず、役に立つぜ。俺も昔からロックだけは気に入らなかった。俺のことは、これからコヨーテって呼んでくれ。」
「ああ、分かった。ならまず情報が欲しい。」
「へへ、お安い御用よ。」
ペーパーは頷いた。
「ペーパーの旦那よお、奴は自らの根城に近づかせない為に、じゃんけんの猛者を重要拠点に配置し、厳重な守備体制を敷いている。だから、俺達は、そいつらを倒さなくてはならない。」
「そうか、猛者か……で、誰なんだ? 猛者は?」
「聞いて驚け、チョキの神の子と言われる“千代子”、変な爺さん、略して、“変爺”、そして創紙者“クリフト”だ!!」
「……そうか。……ありがとう。」
ペーパーは、素っ気なく返事した。
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