それは君でした

9/14
前へ
/18ページ
次へ
「俺は呼ぶからね。裕翔」 「………///」 「顔、赤いぞ…」 頬をツンツンすると、裕翔は照れたように 「山ちゃん、イケメンだから」 「イケメンか?」 俺は首をかしげながら、お粥を食べ始めた。 裕翔は、深刻そうな顔をして 「ねえ、なんかあったの?」 といきなり尋ねてきた。 「知りたい?」 小さく頷く裕翔。 俺は何故か話すつもりはないのに全部話していた。 心のどこかで裕翔なら大丈夫って言っているような気がしたのだ。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加