忘れ物

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7男side 授業中、裕翔くんはあっ…と呟いた。 俺は席が隣だから、その声が聞こえ疑問に思って、どうしたのと聞いた。 すると、裕翔くんは眉を下げ、所謂困ったような笑顔で 「教科書…忘れちゃった」 と小さな声で言った。 俺は、これはラッキーではないかと思った。 何故なら、俺は裕翔くんと付き合っている。 早1ヶ月経とうとしているが、席が隣になったからといって何も進展がないのだ。
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