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その日の深夜、秋良にとって本日最大の受難が襲ってきた。
ーーーコンコン
「秋良。遅くにゴメンね起きてる?」
深夜2時。草木も眠る丑三つ時。
秋良はノックの音と悠の声で目を覚ました。
「何?」
ベッドから降り、ドアを開ければそこには、枕を持った兄の姿があった。
秋良がどうしたのかと訪ねれば、悠が恥ずかしそうに口を開く。
「夜遅くにゴメンね。実は、物凄く怖い夢見ちゃって・・・。一緒に寝て良い?」
「は?」
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