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悠の言っている事に混乱しつつ、言葉をかえせば、
「二十歳すぎて情けないとは思うんだけど、秋良にも迷惑なのは分かってるんだけど…。」
ダメかな?と秋良を見上げてくる。
ダメもなにも、兄弟同士ましてや男同士でおかしいだろうと当たり障りなく断ろう悠をみれば、よほど怖かったのか、既に半泣きな上に小刻みに震えている。
この悠の様子に、秋良が断れるはずもなく…。本日何回目かのため息をついた。
「はぁ…。好きにすれば。」
と言いながら、ベッドに戻っていく。
「ありがとう。ごめんね。」
悠はホッとした様に顔を緩ませ、秋良の横に滑り込んで寝息をたてはじめたのだった。
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